なぜスキャルピングすると口座凍結されるのか
スキャルピングトレーダーのいちばんの悩み、それは凍結されて「口座がなくなること」です。
これはスキャルパーであれば痛いほど共感するのではないでしょうか。
しかし、実は証券会社の取引ルール欄などに目を通してみるとわかりますが、明確にスキャルピングを禁止しているところはありません。
スキャルピングOKと書いている業者は、現在のところヒロセ通商とJFX、セントラル短資のウルトラFX(2017年現在)くらいですが、逆に「禁止」「NG」と書いているところがないのはなぜでしょうか。
明確な基準がないから
なぜかといえば、「何秒以内に決済したらスキャルピング、何秒以上だったらデイトレ」といった明確な基準がないからです。
私も何社かの口座を凍結にされたのですが、証券会社から来たメールの凍結理由にはスキャルピングのスの字も書いていせん。
凍結理由には「サーバーへの負荷」「当社規定により」という遠回しで納得できない言い回しの文章しか書いていません。
ネット上の情報をまとめてみると、
「短時間に何度も発注と決済を繰り返すと証券会社のサーバーに負荷がかかるから」というものがいちばん多いようです。
下の画像は私がFXを初めて数ヶ月のころ、DMM FXがスキャルピングNGということを知らずに秒スキャしていたら突然来たメールです
メールにかかれている「DMM FX約款第28条1項」を見てみると↓
なにが駄目だから口座凍結しますということは一切触れず、既に決定した段階でメールを送ってきますので弁明の余地もありません。
なにかかしら警告するメールもなくこのメールが来て「異議を述べないものとします」なので、この段階で口座凍結は確定でなにを言っても取り合ってもらえないです。
次の画像はGMOクリック証券の口座が凍結になってしまったときのです
スキャルピングをしていたらある日突然注文画面にメッセージが表示されました。
文字が小さくて読めないかもしれませんが、「新規注文規制がかかっているため、現在お客様からの新規注文はお受けできません。詳細はお客様へのお知らせよりご確認ください。」と書かれてあります。
私は上記の2社、DMM FXとGMOクリック証券が口座凍結になっています。
この2社は他社と比べてスプレッドや約定力などのスペックが高いし使いやすい業者でしたので凍結はかなり痛かったです。
同名義ではもう口座は作れないので私はこの2社は使えませんが、これから口座を作る方は注意してください。
取引回数が多いほど手数料がたくさん入るんですから、証券会社にとってはスキャルパーの方がありがたい存在だと思うのですが、サーバー負荷の損害が大きいということなんでしょう。
他の業種ではありえないことですし傲慢に感じられるかもしれませんが、証券会社が駄目だと言えばそれに従うしかないのが現状です。
口座は大事なもの
口座を凍結されてしまうとそれが覆ることはほぼありません。
上記で掲載したメール文のように突然一発凍結になるケースが多く、そして凍結された名義では何年経とうがその証券会社の口座を作ることができなくなります。
FXをするためには証券会社の口座が必須ですから、凍結を避けるための回避策として「スキャルピングをするならスキャルピングOKの業者」、「デイトレはデイトレ用の業者」と、複数の業者の口座を作っておいて使い分けるべきです。
スキャルピングOKの業者
ヒロセ通商LIONFX
ホームページでスキャルピングOKを公言している数少ない証券会社。
1000通貨からなので1万円以下からFXを始めたいというライトユーザーにも◎です。