長期トレード(スワップポイント狙い)のおすすめ証券会社

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金利(スワップポイント)を重視する場合

 

活発にトレードするのではなく、金利を得るスワップポイント狙いのトレードスタイルも忙しいサラリーマンに人気です。

 

 

スワップポイントとは、通貨ペアの2通貨間の金利差のこと。
資源国であるオーストラリアやニュージーランドなどが高金利ですが、金利が高い反面レートの変動幅も大きいのでリスクも大きいです。


わかりやすく3つに要約すると、

もらえる金利は証券会社と通貨ペアによって違う
金利は毎日ユーザー管理画面に発生

(出金できる状態になるのはポジションを決済した2日後)

しっかりリスク管理をして長い目で投資できる資金力が必要

 

レートの変動差益がメインではなく、スワップ金利を狙うトレードスタイルになります。

 

 

いくらに対していくらの金利がつくのか

 

FXの場合、通貨ペアを選んでポジションを保有することで金利がもらえます。
銀行の預金金利とは違うのでお金を預けるだけでは金利は発生しません。

 

いくらかかるかは、保有するポジションの取引量によります。
証券会社が設定している通貨ペアごとの「必要証拠金」を入金してポジションを保有した日から金利が発生します。

 

そして、ポジションを決済した日までの日数分(日本時間で朝午前7時過ぎ、夏時間適用時は日本時間午前6時過ぎ)もらえます。

 

 

いくら=必要証拠金を入金すれば取引できますが、必要証拠金の入金だけではすぐに強制ロスカットになってしまう可能性があります

必要証拠金だけ入金すればポジションは保有できますが、レートが逆行してしまった場合に証拠金不足で強制ロスカットされてしまう可能性があります。

 

したがって、いくら必要かは、「どこまでレートが逆行しても許容するのか」によって必要な金額は違います。
※強制ロスカットされても、それまでの日数分発生した金利は受け取れます。

 

スワップ金利はいつもらえるのか

基本的に、証券会社が営業している平日は日本時間午前7時過ぎ(夏時間適用時は日本時間午前6時過ぎ)にスワップポイントが付与されます。

 

休業日である土曜・日曜の分は、平日のスワップ3倍デーで補填します。
※スワップ3倍デーは水曜か木曜になっている証券会社が多いです。詳細は各証券会社でご確認ください。

 

付与されたスワップ金利はユーザーページで確認することができますが、この時点では実際のお金がもらえているわけではなく、管理画面に数字としてあがっているだけの状態です。

 

実際にもらえる・出金できる状態になるには、対象となるポジションを決済した2日後となります。

 

 

取引量が1万通貨の場合に必要な金額(証拠金)は

多種ある通貨ペアの中から、比較的高金利な通貨ペアの必要証拠金は以下です。
※レートの変動によって必要証拠金も変動するので、リアルタイムの必要証拠金は証券会社のホームページでご確認ください。

 

ドル円 オジ円 ニュージー円 ランド円
米ドル/円

46,000円

豪ドル/円

35,000円

NZドル/円

33,000円

南アフリカランド/円

3,400円

<注:南アフリカランド/円は最低取引数量が10万通貨からなので、上記の10倍の証拠金が必要です>

 

 

取引量が1万通貨の場合にもらえる金利(スワップポイント)は

金利は証券会社によって違います。
比較的高いスワップ金利を提供している証券会社を表にしてみました。

証券会社 米ドル/円 豪ドル/円 NZドル/円 ランド/円

DMM FX

33円

45円

55円

13円

GMOクリック証券

35円

39円

48円

12円

SBI FXトレード

29円

42円

47円

14円

ヒロセ通商

3円

50円

60円

15円

外為オンライン

25円

35円

50円

5円

FXブロードネット

25円

25円

48円

6円

楽天証券(MT4)

28円

31円

42円

7円

インヴァスト証券

26円

40円

46円

10円

YJFX!

34円

39円

45円

13円

FXプライムbyGMO

33円

32円

43円

15円

赤文字は対象通貨ペアでいちばん金利が高い証券会社です。

 

ランド円は最低取引数量が10万通貨からになっている証券会社が多いので、10万通貨(必要証拠金34,000円)に対して150円の金利がつくということになります。


1ヶ月ポジションを保有した場合に受け取れるスワップ金利

おさらいとして、上記の一覧表でいちばん高いスワップ金利を提供している証券会社で1ヶ月ポジションを保有した場合で計算してみましょう。

 

GMOクリック証券でドル円1万通貨の買いポジションを1ヶ月保有した場合。

1万通貨の必要な入金金額(必要証拠金)は46,000円
1日のスワップ金利33円×30日=990円
年間でみれば46000円の証拠金に対して11880円のスワップ金利がつきます。

ヒロセ通商で豪ドル/円1万通貨の買いポジションを1ヶ月保有した場合。

1万通貨の必要な入金金額(必要証拠金)は35,000円
1日のスワップ金利50円×30日=1500円
年間でみれば35000円の証拠金に対して18000円のスワップ金利がつきます。

ヒロセ通商でNDドル/円1万通貨の買いポジションを1ヶ月保有した場合。

1万通貨の必要な入金金額(必要証拠金)は33,000円
1日のスワップ金利60円×30日=1800円
年間でみれば33000円の証拠金に対して21600円のスワップ金利がつきます。

ヒロセ通商で南アフリカランド/円10万通貨の買いポジションを1ヶ月保有した場合。

10万通貨の必要な入金金額(必要証拠金)は34,000円
1日のスワップ金利150円×30日=4500円
年間でみれば34000円の証拠金に対して54000円のスワップ金利がつきます。

 

証拠金に対していちばん金利が高いのは南アフリカランド/円ということがわかります。

 

 

リスク管理を徹底しましょう

年利で計算するとわかりますが、スワップ金利を狙うトレード方法は一見するととても利回りの良い投資モデルです。
当然、取引量を10倍100倍と増やせば当然スワップ金利も10倍100倍になるので、資金に余裕のある方は大きい取引量でトレードしたいと考えると思いますが、先述した通りFXはレートの変動が逆行してしまった場合のリスクがあります。

 

メリットだけに意識がいくかもしれませんが、レートが逆行してしまった場合のリスク管理・トレードプランを建てる必要があるでしょう。

 

 

リスク管理がスワップ金利狙いの肝

ここまでの解説で、証券会社によって通貨ペアごとのスワップ金利が違うということがおわかりいただけたと思います。
そして上記の表で、ヒロセ通商でランド円を買うのがいちばんスワップ金利を多くもらえることがわかります。

 

ですが、水を差すわけではありませんが、南アフリカの経済状況によってはレートが大きく逆行して損をしてしまう可能性も当然あります。

 

メジャー通貨(米ドル・日本円・ユーロ)と比べると、南アフリカランドは経済大国ではないので取引量が少なく、レートの変動が大きく荒いという特徴がありますから、ランド円を一点集中で買うのはリスクが大きいです。

 

ですので、スワップ金利狙いのトレードをするのなら、ランド円に限らず他の通貨ペアでも一点集中するのではなく、他の通貨ペアに資金を分散するのがスワップ金利狙いの鉄則といえるでしょう。

 

受け取れるスワップ金利も分散した分下がりますが、リスク管理をして安定した取引をしていきたいのであれば分散は肝となります。

 

卵はひとつのかごに盛るな」という投資格言があります。
かなり有名なので知っている方も多いと思いますが、卵を運ぶ際に複数の卵をひとつのカゴに入れてしまうと落としたときにすべての卵が割れてしまう。 複数のカゴに分けて入れておけば、もし1つのカゴを落としてしまっても割れてしまうのは落としたカゴに入れてある卵だけで、他のカゴの卵は無事だ という分散投資の重要性を説く格言です。

 

スワップ金利狙いでトレードするなら

上記のスワップ金利一覧表でヒロセ通商が良いのが一目瞭然です。

 

ですが、リスク管理・分散についた書いた通り、移転集中で投資するのは危険だと私は思います。うまくいけば良いですがそれはただの博打になってしまいますからね。

 

参考までに、私がやっていたスワップ金利狙いを紹介すると、ヒロセ通商でランド円の買いを30%〜50%、GMOクリック証券でドル円の買いを50%〜70%と、投資する資金比率をその時の値動きや経済状況をみて強弱をつけていました。

 

先に述べたように、南アフリカランドは経済大国でないという理由でリスクが高いので、そのリスクを基軸通貨でもある米ドルを買う(ドル/円を買う)ことでリスク分散していたということです。

 

 

補足:基軸通貨とは
基軸通貨とは、国際為替市場において、中核的な役割を果たす通貨のこと。
現在は米ドル(USD)が基軸通貨となっています。


 

 

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