FXの口座開設に必要なもの(申し込みに必要な書類や必要な環境は)
FXの口座開設で必要なのは「本人確認書類」だけです。
収入の証明などは必要ありません。
口座開設申し込みの際に必要な書類については多くのサイトや証券会社のページに書かれていますので、当サイトでは審査で重視される点である「必要な投資資格」や「最低限必要なパソコンスペック」などについて重点的に解説していきたいと思います。
まずはご存じない方のために、口座開設申し込みの際に必要な書類についてです。
口座開設申し込みの際に必要な書類は本人確認書類
本人確認書類は、1種類だけでOKなケースと2種類3種類必要なケースがあります。
本人確認書類が1種類で済むケース
顔写真と個人番号が記載されているマイナンバーカードがある場合はこれ1つでOKです。
本人確認書類が2種類必要なケース
顔写真と個人番号が記載されているマイナンバーカードが無い場合。
この場合は運転免許証などの顔写真付き本人確認書類と、それともうひとつ、住民票の写しなどが必要です。
運転免許証 | パスポート | 住民基本台帳カード | 在留カード |
---|---|---|---|
顔写真付きの本人確認書類と
+
マイナンバー通知カードか
マイナンバーが記載されている住民票の写し
マイナンバー通知カード | マイナンバー記載の住民票の写し |
---|---|
この2種類、裏面に記載がある場合は裏面も撮影して申し込みページから直接アップロードします。
本人確認書類が3種類必要なケース
顔写真付きの本人確認書類がない場合は3種類必要です。
まず必須なのが「マイナンバー通知カード」「マイナンバーが記載されている住民票の写し」のどちらか一点。
マイナンバー通知カード | マイナンバー記載の住民票の写し |
---|---|
+
保険証など どれか一点 |
---|
保険証、住民票の写し、各種福祉手帳、印鑑証明書のなかからどれか一点。 ※裏面に記入がある場合は裏面の画像も必要です。 |
写真を撮影する際の注意点
写真のファイル容量は20MB以内くらいにする必要があります。
証券会社によって少し差がありますが、最大容量を超える容量の場合はエラーになってしまうため、写真をリサイズソフト等を使ってファイルサイズを軽くする必要があります。
本人確認書類送付方法は「口座開設申し込みページで直接アップロード」「メールで送付」「FAXで送付」「郵送」がありますが、撮影する画像の品質が悪いと再提出を求められて余計な日にちがかかってしまいます。
写真の撮影は携帯のカメラでOKですが、少しでも光の反射があったり光度が足りない場合やピントが合っていない場合は、撮りなおしして再送付するようにと連絡が来ます。
確実に一回で済ませたいのなら、カメラで撮影するのではなくプリンターの使用をおすすめします。
これは私の経験上ですが、携帯カメラで撮影した本人確認書類は何度か再提出を求められましたが、プリンターを使って書類を送付するようになってからは一度も再提出を求められることはなくなりました。
プリンターをお持ちでない場合でも、コンビニのマルチコピー機で撮影するだけなのでかんたんです。
コンビニのマルチコピー機を使って本人確認書類をスキャナーにかけます。
スキャナーを使うと、写真ではなく「画像ファイル」になるので、それをスマホやUSBメモリー、マイクロSDなど記録媒体に保存して持ち帰り、パソコンやスマホから画像ファイルを証券会社の本人確認書類送付先に送ります。
一手間面倒ですが、これをすることによってもし再送付を求められる可能性が下がります。
※私はプリンターを使うようにしてから一度も再提出を求められることがなくなりました。
審査で重視される「投資資格」
FXに限らず、証券口座の口座開設は審査があります。
申し込みすれば誰でもOKというわけではないんですね。
そして、この審査には重視されるポイントがあります。
それは「資金に余裕があるか」と「名義」です。
申し込みページはどの証券会社も同じで、名前、住所、勤務先や連絡先などの基本情報の他に、財務情報を記入する欄があります。
財務情報項目は「年収」と「自己資産」です。
ここに記入した金額にもとずいてFXができるほどの余裕資金があるかを証券会社によって審査されるのです。
ここで重視されるのは自己資産です。
年収が少ないと落ちるんじゃないかと思われるかもしれませんが、年収は重視されません。
年収なし。つまり無職でも自己資産が充分であれば審査に通ります。
自己資産いくら以上なら投資資格があると判断されるのか
各社、審査基準を公表していません。
そして私は証券会社関係者でもなんでもなく、ただのいちユーザーです。
なので、あくまで私の経験則になるので憶測の域を出ませんが、無職でも資産500万円以上と申請して審査落ちしたことはありません。
申し込み時に記入した内容については、事実確認されることはありません。
記入した内容で審査されます。
自宅への電話連絡や勤め先への在籍確認もなく、連絡はほとんどメールで来ます。
【例外】唯一、セントラル短資だけは、リスクを理解しているかを確認する電話が自宅にきました。 内容は、FXをすることの金銭的リスクやシステム障害があった場合に損失があったとしても証券会社側は責任を負わないことなどの同意をできますかというものです。
あちらが各項目を言うので、返事をするだけです。私のときは3分ほどで終話しました。
名義でなにを重視されるのか
名義では、まちがいなく本人であること、納税地が日本である必要があります。
どういうことかというと、何年か前にあった証券口座を使ったマネーロンダリング、脱税が問題になって以降、名義の確認が厳しくなりました。
他人はもちろん家族名義もNGです。
最低限必要なパソコンスペック
FXをするために必要なパソコンスペックですが、
取引ツールが快適に動く環境であれば問題ありません。
取引ツールの推奨スペックを見てみましょう。
※利用者数国内1位のDMM FXの取引ツール「DMM FX ADVANCE」の推奨スペックです。
CPUは何年も前に流通していたコア2で充分に動きます。
メモリも推奨は2ギガ程度、現在流通しているパソコンのスペックを考えると
スペックが不足しているパソコンを探すほうが難しい状況でしょう。
スマホやタブレットも動作の重さを感じることなく快適にトレードできます。
- 補足:DMM FXの取引プラットフォーム「DMM FX ADVANCE」の便利さ
DMM FX ADVANCEはデスクトップ向けの取引ツールで、
チャートや注文詳細などをひと目で確認できるように設計されています。
取引ツールに関しては、今は他社も力を入れているのでどこも快適になりましたが、
やはり利用者国内1位だけあってDMM FXが頭一つ抜けているかなと思います。
トレードスタイルによっておすすめな環境は違います
FXをやるパソコンというと、ハイスペックでモニターが何枚もある環境を
想像するかもしれませんが、そんなにスペックは必要ありません。
スペックを気にするよりも、トレードスタイルによっては環境を整えたほうが良いです。
例えば短時間で高速売買するスキャルピングをする場合は秒単位の判断が必要になります。
長時間軸のチャート、短時間軸のチャート、取引ツールは最低限必要ですし、トレードする通貨ペアに関連する通貨チャートの動きも注意する必要がありますから、それもひと目でチェックしたいとなるとスマホやタブレットの小さい画面だけでは到底無理です。
スキャルピングやデイトレードなど、短時間スパンでトレードする人達の多くはモニターを複数枚使ってチャートなどをたくさん表示させています。
何日も決済しないトレードスタイルであれば必要がないですが、もし短時間スパンでトレードするのであれば、パソコンスペックよりもモニターの枚数を増やすのがおすすめです。
(※パソコンスペックが推奨スペック以上である前提です)
また、ノートパソコンとデスクトップパソコンのどっちがFXに向いているかは、ネット掲示板などでもよく議論になっていますが、今はノートパソコンでもモニターを増設できるので、2枚程度の増設でいいという方はノートパソコンでも良いと思います。
私はノートパソコン派でしたが、FXをするようになってからはデスクトップパソコンを使うようになりました。
モニターを4枚にしたからです。
FXは瞬時の判断で明暗が分かれますからね。
トレードチャンスを見逃さない環境作りが重要だというわけです。